ぼんやりとした中で

<< November 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2006.04.30 Sunday | - | - | -
東京タワー
ついに、リリー・フランキー著「東京タワー」を読了いたしました。
休日をいいことに朝の3時までかかって、一気に読みました。
読み進むにつれ、リリーさんとオカンのお二人が自分に重なって見え、最後の方はご多分にもれず泣きながら読み終えました。

私は現在母親と二人っきりで住んでいます。
両親は近年離婚したばかりで、兄と弟は東京に住んでいるので滅多に帰ってくることはありません。
成り行きで始まった私と母の生活は、少々の問題を孕みつつも恙無く過ぎています。
しかし、ふと5年10年過ぎたときのことを考えると、私は恐怖で背中が軋むことがあるのです。
母の死とゆうことも勿論ありますが、恐怖の大部分はそうではなく、母の老後のことです。
果たして私一人で、母の老後を支えきれるのだろうか。
兄弟とも折りに触れて母の老後について話すのですが、実際一緒に住んでいない彼らの話は、私のとって夢物語にしか聞こえません。
決して兄弟が悪いわけではなく、離れて暮らすとゆうことはそうゆうことなのだと思います。
同じ屋根の下に暮らすものを家族と呼ぶ。私はそう思います。
家を出た瞬間から兄と弟はすでに家族とゆう一蓮托生の輪からはずれ、それぞれが息子・兄・弟とゆう血の絆からなる点の関係になってしまったのだと。
それは別に悲しいことではなく、子供から大人へと成長していく過程で必要なことなのではないでしょうか。
なので、母の老後の面倒は私が見ると思っているのですが、未だにその自信がありません。
果たして、私はリリーさんのようにやれるだろうか。
この問題だけは、ただがむしゃらに頑張ればどうにかなるものではなく、未だ答えも出てません。
これからずっと考えていかなくてはいけない問題なのだと思います。

本の感想ではなく私の家庭事情について書いてしまいましたが、「東京タワー」はそんな重要な問題を私に投げかけてくれた貴重な作品でした。
2005.12.11 Sunday | 読書 | comments(2) | trackbacks(138)
NEWS